ベトナム一人旅 第2話 ーそして出国へー
朝4:40 迫真の4.5時間睡眠から目を覚ます。
普段会社に遅刻ギリギリの生活をしているとは思えない早朝に最高の目覚めである。
なんと言ったって今日、僕は新たな一歩を踏み出すのだから胸は期待でいっぱいだ。
これから過酷な旅が待っているとは知る由もなかった
シャワーを浴び、コンビニでサンドイッチを購入し電車の時間を待つ。
初の一人海外旅行、ミスって飛行機を逃すことだけは避けたい。
その思いで大袈裟にもフライト3時間前に空港に到着すべく6時始発のラピートに乗る。
行動力が無かった自分が一人で海外に行こうって言うんだ。空港特急を使わないなんてのは野暮ってもんだ。
空港に到着してまずは自分の飛行機の搭乗手続きをどこでしているかを探す。
9:20発ハノイ行き これだ。
少々迷ったものの、空港到着後わずか20分で手続き完了。重たい荷物を預け身軽になったものの搭乗ゲート必着時刻まで実に1時間40分もの空き時間ができてしまう。
しかし流石は関空。おみやげ屋さんからポケモンショップ、カフェにご飯屋。数時間程度なら余裕で過ごせる。
優雅に朝からスタバを飲み、Twitterのフォロワーと通話していたらあっという間だ。
ガバガバ手荷物検査を終え、飛行機に乗る。
自分の席に着いて早々の出来事であった。
え、嘘やろ?
そう
シートが狭すぎるのだ。
海外一人旅は初とは言ったものの、以前に台湾、シンガポール、インドネシアと海外自体は経験している。飛行機だってもちろん経験している。
それだけに、飛行機のグレード判断も経験が基準になってくる。
これが格安航空の闇か、、、。
シートが狭いどころか、コンセントもUSBも無く
モニターも付いてはいなかった。これは初めてだ。
また一つ賢くなってしまった。
そんなこんな言ってるうちに飛行機は離陸する。
「あぁ、やっぱこの感覚は慣れねぇもんだな、、」
飛行機を乗ったことがある方はどんな感覚かわかるだろう。
離陸直前の滑走路を急加速するときのあの感覚。
あの感覚は僕は苦手だ。何度経験してもチビっちゃう。
飛行機は離陸し、4時間半のフライトが始まる。。
これから僕は知らない世界を、新しい世界を観に行くんだ。
ついに飛んじゃったよ。。
そんな期待とともに。。
これから始まるのは二度と経験することのないであろう、過酷で壮絶な旅であると知らずに。